交わりの生活
幼稚園での子どもの交わりの基盤は保育者との信頼関係にあります。子どもは保育者と喜怒哀楽を共感する生活を通して、愛されている喜びを実感し、その生活は子どもに自信をつけ、意欲的に生活に取り組むようになっていきます。また、友だちとの毎日の遊びは次第にその質を高め、集団への意識も高まり、充実感を持ち、自立心に目覚め、平和な心を培っていきます。様々な経験を通して友だちと親しくなっていきますが、関わり方が未熟なため衝突がおきて、けんかをすることもあります。けんかは自己主張する経験と伴に、他者の痛みや思いに心を寄せ、共感体験を深めていく機会にもなります。けんかや仲直りを繰り返し、子ども同士の交わりは広がってゆくのです。